社内SEは楽しい?5つの理由と3つの注意点を解説
社内SEが楽しいと感じる人は多いです。その理由は以下の5つで、適性や職場環境が自分と合っていれば同じように思えるはずです。
- 仕事内容が幅広い
- スケジュールに追われにくい
- 人間関係をイチから築く必要がない
- 直接感謝されやすい
- プライベートと両立させやすい
一方で、社内SEへの転職には以下のような注意点もあります。
- 社風が合わないときつい
- 開発業務に携われないこともある
- ヘルプデスク業務がメインとなることもある
間違った環境に身を置いて後悔しないためにも、社内SEの楽しさと注意点、向いている人についてこの記事で詳しく解説します。
最後まで読むと、あなたが社内SEに向いているかどうかわかるはずです。
社内SEが楽しい5つの理由
先ほど紹介したように、社内SEが楽しいと言われているのは以下の5つの理由からです。
- 仕事内容が幅広い
- スケジュールに追われにくい
- 人間関係をイチから築く必要がない
- 直接感謝されやすい
- プライベートと両立させやすい
1つずつ詳しく見ていきましょう。
仕事内容が幅広い
1つ目は「仕事内容が幅広い」ことです。
もちろん入社した企業によって異なりますが、以下のような仕事に携わることが多いです。
- 外部システムの企画や導入
- 社内システム開発
- 社内システムの保守・運用
- 社内システムを開発するベンダーとの折衝
- 社員からの問い合わせ対応
このことから、プログラムを書く仕事だけではなく、複数の業務を経験したい人にはおすすめだといえるでしょう。
加えて、経営戦略や事業戦略に基づいて業務を進めることも多いことから、経営と近い距離で働けるのも社内SEの魅力の1つです。
スケジュールに追われにくい
2つ目は「スケジュールに追われにくい」ことです。
SIerやSESのような「受託側」だと、以下のようなことに悩まされやすく、残業や休日出勤が多くなりがちです。「炎上案件」と呼ばれる場合はなおさらでしょう。
- タイトな納期に追われる
- 急な仕様変更を依頼される
- トラブルにより休日に呼び出される
社内SEでも、これらが全くないとは言えません。しかし、SIerやSESと比べて少ない傾向にあります。そのため、スケジュールに追われずに自分のペースで仕事を進めたい人は、社内SEが「楽しい」と思えるでしょう。
人間関係をイチから築く必要がない
3つ目は「人間関係をイチから築く必要がない」ことです。
SESやSIerの場合、案件ごとに一緒に働くメンバーが変わります。数ヶ月~数年に1度は新しい人間関係を築く必要があり、人見知りの人はしんどい思いをするでしょう。
また、案件ごとに勤務先も変わり、通勤時間が長くなることもあります。
一方、社内SEはメンバーも勤務先もほとんど変わりません。このことから「気心が知れたメンバーで成果を出したい」という人は、楽しいと感じやすいでしょう。
直接感謝されやすい
4つ目は「直接感謝されやすい」ことです。
開発の現場では、直接感謝されることはあまりありません。案件が終わるときに感謝される以外は怒られてばかりで、仕事にやりがいが感じられない人もいるでしょう。
しかし、社内SEはヘルプデスクの役割も担っているので、直接社員から感謝されることが多いです。「ありがとう」と言ってもらえることがモチベーションにつながり、また頑張ろうと思えるでしょう。
プライベートと両立させやすい
5つ目は「プライベートと両立させやすい」ことです。
パーソルキャリア株式会社の調査によると、2021年4~6月の平均残業時間は下記となりました。
職種 | 1ヶ月あたりの平均残業時間 |
社内SE | 18.3時間 |
Webエンジニア | 20.3時間 |
アプリケーションエンジニア | 21.8時間 |
サーバーエンジニア | 22.0時間 |
ネットワークエンジニア | 23.6時間 |
引用元:doda「90職種別の残業時間ランキング」
社内SEの残業時間は、今回調査されていたIT系職種のなかで最も少ない結果となっています。育児や自己研鑽と両立させやすいのも「楽しい」と感じるポイントの1つでしょう。
また、休日出勤も客先常駐より少ない傾向にあり、メリハリをつけて働くことができるのも魅力です。
楽しいだけじゃない!社内SEに転職する3つの注意点
ここまで聞くと楽しいと感じるかもしれませんが、社内SEへの転職における注意点を押さえておかないと、転職したことを後悔するかもしれません。
- 社風が合わないときつい
- 開発業務に携われないこともある
- ヘルプデスク業務がメインとなることもある
それぞれの対策方法もあわせて紹介しますので、気になった方はぜひチェックしてください。
社風が合わないときつい
社内SEは良くも悪くも人間関係が変わらないので、社風(会社の雰囲気)や職場のカルチャーと合わなければしんどい思いをします。
SIerやSESだと、パワハラ上司や苦手な同僚と一緒に仕事をしても数ヶ月のガマンで済みます。しかし、社内SEだと異動や転職がなければ離れられず、最悪の場合体調を崩してしまいます。
入社してからこのような後悔しないためにも、転職前に以下のことを行いましょう。
- 入社前に職場の雰囲気を確かめる
- 口コミサイトで「会社の雰囲気」の項目を確認する
- 転職エージェントにどのような職場かを聞く
開発業務に携われないこともある
会社の方針によっては、開発業務を外部委託していることもあります。「社内SEでも開発業務に携わりたい」と考えている人がこのような会社に入社すると、つらい思いをするかもしれません。
- 求人票の業務内容を確かめる
- 面接の逆質問で聞く
- 転職エージェントに開発にも携わりたいことを伝える
上記の行動でミスマッチを未然に防ぎましょう。
ヘルプデスク業務がメインとなることもある
社員に対して社内SEの人手が足りていないと、ヘルプデスクがメイン業務となる可能性もあります。「ひとり情シス」という言葉も誕生しているほどなので、そのような職場は決して少なくないでしょう。こうした職場だとスキルが身につきにくく、エンジニアとしての経験を積みにくいのがデメリットです。
このような事態を防ぐためにも、以下の2つのことを行いましょう。
- 求人票の業務内容を確かめる
- 社内SEの人数を把握する
社内SEが楽しいと感じる人、きついと感じる人
最後に、「社内SEが楽しいと感じる人」と「きついと感じる人」のそれぞれの特徴を紹介します。社内SEに向いているかどうかの参考にしてください。
楽しいと感じる人
以下のような人は楽しいと感じやすいです。
- コミュニケーション能力が高い人
- マルチタスクが得意な人
- 経営と近い仕事で働きたい人
- プロジェクト全体に携わりたい人
きついと感じる人
一方で、以下のような人はきついと感じるかもしれません。
- コミュニケーションが苦手な人
- マルチタスクが苦手な人
- 開発の経験やスキルを主に身につけたい人
このような人は、社内SE以外の求人に応募することをおすすめします。
まとめ
この記事では、社内SEが楽しいと言われている5つの理由と、3つの注意点について紹介しました。
社内SEは幅広い仕事に携われることや、直接感謝される機会が多くやりがいを感じることから「楽しい」仕事と言われています。本記事で紹介した3つの注意点を押さえながら、興味のある求人に応募しましょう。
IT専門の転職エージェントである当社「クラウドリンク」でも、社内SEの求人を取り扱っております。少しでも気になった方は、この機会に会員登録してみてはいかがでしょうか。
目次
社内SEが楽しいと感じる人は多いです。その理由は以下の5つで、適性や職場環境が自分と合っていれば同じように思えるはずです。
一方で、社内SEへの転職には以下のような注意点もあります。
間違った環境に身を置いて後悔しないためにも、社内SEの楽しさと注意点、向いている人についてこの記事で詳しく解説します。
最後まで読むと、あなたが社内SEに向いているかどうかわかるはずです。
社内SEが楽しい5つの理由
先ほど紹介したように、社内SEが楽しいと言われているのは以下の5つの理由からです。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
仕事内容が幅広い
1つ目は「仕事内容が幅広い」ことです。
もちろん入社した企業によって異なりますが、以下のような仕事に携わることが多いです。
このことから、プログラムを書く仕事だけではなく、複数の業務を経験したい人にはおすすめだといえるでしょう。
加えて、経営戦略や事業戦略に基づいて業務を進めることも多いことから、経営と近い距離で働けるのも社内SEの魅力の1つです。
スケジュールに追われにくい
2つ目は「スケジュールに追われにくい」ことです。
SIerやSESのような「受託側」だと、以下のようなことに悩まされやすく、残業や休日出勤が多くなりがちです。「炎上案件」と呼ばれる場合はなおさらでしょう。
社内SEでも、これらが全くないとは言えません。しかし、SIerやSESと比べて少ない傾向にあります。そのため、スケジュールに追われずに自分のペースで仕事を進めたい人は、社内SEが「楽しい」と思えるでしょう。
人間関係をイチから築く必要がない
3つ目は「人間関係をイチから築く必要がない」ことです。
SESやSIerの場合、案件ごとに一緒に働くメンバーが変わります。数ヶ月~数年に1度は新しい人間関係を築く必要があり、人見知りの人はしんどい思いをするでしょう。
また、案件ごとに勤務先も変わり、通勤時間が長くなることもあります。
一方、社内SEはメンバーも勤務先もほとんど変わりません。このことから「気心が知れたメンバーで成果を出したい」という人は、楽しいと感じやすいでしょう。
直接感謝されやすい
4つ目は「直接感謝されやすい」ことです。
開発の現場では、直接感謝されることはあまりありません。案件が終わるときに感謝される以外は怒られてばかりで、仕事にやりがいが感じられない人もいるでしょう。
しかし、社内SEはヘルプデスクの役割も担っているので、直接社員から感謝されることが多いです。「ありがとう」と言ってもらえることがモチベーションにつながり、また頑張ろうと思えるでしょう。
プライベートと両立させやすい
5つ目は「プライベートと両立させやすい」ことです。
パーソルキャリア株式会社の調査によると、2021年4~6月の平均残業時間は下記となりました。
引用元:doda「90職種別の残業時間ランキング」
社内SEの残業時間は、今回調査されていたIT系職種のなかで最も少ない結果となっています。育児や自己研鑽と両立させやすいのも「楽しい」と感じるポイントの1つでしょう。
また、休日出勤も客先常駐より少ない傾向にあり、メリハリをつけて働くことができるのも魅力です。
楽しいだけじゃない!社内SEに転職する3つの注意点
ここまで聞くと楽しいと感じるかもしれませんが、社内SEへの転職における注意点を押さえておかないと、転職したことを後悔するかもしれません。
それぞれの対策方法もあわせて紹介しますので、気になった方はぜひチェックしてください。
社風が合わないときつい
社内SEは良くも悪くも人間関係が変わらないので、社風(会社の雰囲気)や職場のカルチャーと合わなければしんどい思いをします。
SIerやSESだと、パワハラ上司や苦手な同僚と一緒に仕事をしても数ヶ月のガマンで済みます。しかし、社内SEだと異動や転職がなければ離れられず、最悪の場合体調を崩してしまいます。
入社してからこのような後悔しないためにも、転職前に以下のことを行いましょう。
開発業務に携われないこともある
会社の方針によっては、開発業務を外部委託していることもあります。「社内SEでも開発業務に携わりたい」と考えている人がこのような会社に入社すると、つらい思いをするかもしれません。
上記の行動でミスマッチを未然に防ぎましょう。
ヘルプデスク業務がメインとなることもある
社員に対して社内SEの人手が足りていないと、ヘルプデスクがメイン業務となる可能性もあります。「ひとり情シス」という言葉も誕生しているほどなので、そのような職場は決して少なくないでしょう。こうした職場だとスキルが身につきにくく、エンジニアとしての経験を積みにくいのがデメリットです。
このような事態を防ぐためにも、以下の2つのことを行いましょう。
社内SEが楽しいと感じる人、きついと感じる人
最後に、「社内SEが楽しいと感じる人」と「きついと感じる人」のそれぞれの特徴を紹介します。社内SEに向いているかどうかの参考にしてください。
楽しいと感じる人
以下のような人は楽しいと感じやすいです。
きついと感じる人
一方で、以下のような人はきついと感じるかもしれません。
このような人は、社内SE以外の求人に応募することをおすすめします。
まとめ
この記事では、社内SEが楽しいと言われている5つの理由と、3つの注意点について紹介しました。
社内SEは幅広い仕事に携われることや、直接感謝される機会が多くやりがいを感じることから「楽しい」仕事と言われています。本記事で紹介した3つの注意点を押さえながら、興味のある求人に応募しましょう。
IT専門の転職エージェントである当社「クラウドリンク」でも、社内SEの求人を取り扱っております。少しでも気になった方は、この機会に会員登録してみてはいかがでしょうか。